1. 食物アレルギーは治るのか ── 年齢とともに食べられるようになる子は、少なくない
鶏卵は3歳で30%、6歳で70%が耐性を獲得すると報告されています。
小麦は3歳時点で63.2%という報告があります。
我が国の報告では6歳で66%が耐性化するとされます。
小児型の食物アレルギー(卵・牛乳・小麦・大豆など)の特徴は耐性の獲得といい、 大部分の症例で年月の差はあっても自然寛解していきます。
| 原因食物(厚生労働省) | 割合 |
|---|---|
| 鶏卵 | 33.4% |
| 牛乳 | 18.6% |
| 木の実類 | 13.5% |
| 小麦 | 8.8% |
「6歳で70%なら、うちの子も大丈夫」── 残りの30%がいます。どちらかは検査でしか分かりません。
「もう6歳だから、少し食べさせてみよう」── 学会は「症状の誘発が明らかでない患者に、自宅で摂取量を増やす不適切な指導」を問題点として挙げています。食べられる量と形を決めるのは、負荷試験と主治医です。
「20%しか治らないなら一生ダメだ」── 20%は「5人に1人は食べられるようになる」という意味です。
出典:厚生労働省 リウマチ・アレルギー情報/日本小児アレルギー学会 食物アレルギー診療ガイドライン2016 ダイジェスト版 第3章/日本内科学会雑誌 第102巻第3号(小倉聖剛・海老澤元宏)/こども家庭庁 母子保健研修(長野県立こども病院 小児アレルギーセンター)/消費者庁 令和3年度調査研究事業報告書
